7月5日のニュースで明らかになったことですが、今年5月に、愛知県岡崎市にて、運転中の車にTelloが落下・衝突するという事故が起きたそうです。
幸いけが人はなかったものの、Tello操縦者が立ち去った(逃げた)ため、ドローンにとって余計印象の悪い事件となってしまいました(-_-;)
もちろんTelloは200g未満の機体ですので、航空法適用外ではあります。ですが、ドライバーがドローンを避けようとして重大な事故を起こしてしまう可能性も大いにあっただけに、(どういう状況でどこから飛ばしていたのかは不明ですが)非常に危険な行為だったと言わざるを得ません。場合によっては道路交通法違反ととらえられる可能性もあったのではと思います。
Telloは比較的安価でかつ(1万円台としては)超高性能ということで、今年発売開始以来、爆売れ中です。(コントローラー等周辺機器の中には現在も品薄状態が続いているものも。)
たしかにこの価格帯のドローンとしては驚異の高性能ですし、私自身楽しく使用させてもらっています。屋外でも、そこそこの風でもものともせず飛ばせたりと、素晴らしい安定性ですが、とはいえ!やはり約80gの軽ーいトイドローンです。本来屋内での使用推奨の機体で、屋外ではいつ突然の強風に襲われるかわかりません。仮に屋外で飛行させるのであれば、
・周囲に人がいない広場、公園、空き地等
・風がほぼない
・道路、線路等の周辺でない
・日中にする(Telloは照明類が無いに等しいので)
以上を最低限 気を付けなければなりません。
今回のような事故・事件が更に起こるようであれば(かつ怪我人等が出てしまえば間違いなく)、規制が強化され、200g未満のドローンも航空法適用となる可能性だってあると思います。
Telloは優れたトイドローンです。間違いなく素晴らしい性能を持っています。ですが、当然操縦者が正しく使用しなければ事故は起こります。また、いくら優れた機体とはいえ、やはりトイドローンであって、Phantom等のような『航空機ドローン』とはまるで違います。
たとえ200g未満のトイドローンであったとしても、最低限以上の知識と常識を身に付けた上で飛行させるべきだな、と感じました。