連日、ここ東北でも凄まじい猛暑が続いております(;´Д`)
当スクールは真夏でも真冬でもそれ相応に色々と対策をしながら講習やお仕事をさせていただいております。
が!しっかり対策しながらでも、先月後半の講習中にあまりの暑さにPhantom4Proの内1台のカメラが故障してしまいました( ノД`)
まぁ、飛行中に落下とか制御不能になって追突墜落とかよりは何倍もマシなので、カメラ故障で済んである意味ラッキー?でした(^^;)
(しかもDJIさんに修理に出したら無償対応してくれたのでタダで直った!!ヾ(*´∀`*)ノ さすが比類なきDJI様!(∩´∀`)∩ )
さて、業務によってはこのような猛暑の中で飛行しなければならない時もあるかと思いますが、その際に注意したいことを以下に簡単にまとめてみました!(^▽^)/
・(移動時等)バッテリーを車内など非常に高温になるところ、直射日光の当たる場所には絶対置きっぱなしにしない!
・飛行時間を短めにし、かつ連続飛行を避ける!(バッテリーを40%以上残して終えるような飛行にし、着陸後は15分以上機体を日陰等で休ませる)
・ダークカラーの機体は晴天時は特に短めの飛行にする!
・操縦者も熱中症にならないように帽子や水分補給などでしっかり対策する!
・ていうか30度以上になる時間帯ではなるべく飛ばさない(^^; (早朝など、気温が上がりきる前を狙う)
あまりに熱くなった機体は、内部のフライトコントローラーなどが誤作動を起こすなどの「熱暴走」を起こす可能性もありますし、モーターは焼き付きを起こしてしまう恐れもあります。クラッシュや墜落に直結するようなことになりかねませんので、真夏のドローン飛行は本当に注意が必要です!他にも、当スクールの機体のようにカメラ基盤が故障したり、ジンバルの動きがおかしくなったり(カクカクして滑らかに動いてくれなくなる)といったトラブルが起きる可能性もありますから、気温30度以上の環境での飛行はあまりお勧めできません(´-ω-`)
熱くなった機体やモーターを冷却するのは、車内や屋内に持っていき冷房の風に当てるのが手っ取り早いですが、難しい場合はここ数年流行りのハンディファンを用意しておくのも良いかと思います。(ただしそれほど効果は大きくありませんが(^^; )
実は、上記の注意事項に加え、あと一つ厄介な問題が残っています。
それは・・・
スマホ・タブレット超発熱問題です(;´Д`)
体感的に、最も早く激アツになるのはモーターでもバッテリーでもなく、スマホ/タブレットな気がします(・_・;)
そもそもドローンの飛行に使用するアプリは、ゲームやカメラ系アプリと同様にメモリを非常に多く使用する「高負荷のアプリ」で、使用していると真夏でなくても熱くなりやすいのです!それが真夏となると、もうとんでもないことになるわけです(((゜Д゜;)))
また、購入から1年半以上経過している端末はバッテリーが劣化してきているため、余計に熱くなりやすいです( ノД`)
スマホやタブレットが熱くなりすぎると、PC同様に熱暴走が起きます。具体的には・・・
・急にいろいろなアプリが勝手に開く
・使用中のアプリが勝手に終了される
・強制シャットダウンΣ(゚д゚lll)
・「明るさ制限発動!」(画面が急に暗くなって、よく見えなくなってしまう。これが一番よくある現象!)
モニターにスマホやタブレットを使用している方で、飛行中に突然画面の明るさが勝手に減少して暗くなり、「なんだ?!モニターが非常に見辛くなったぞ?!」となったことがある方はいらっしゃいませんか?(゚Д゚)ノ モニターが勝手に暗くなる原因は幾つかあるのですが、ドローンの操縦中であれば「端末が熱くなりすぎたこと」が原因の可能性大です!
さて対策ですが、正直夏場にドローン操縦に使用するスマホ等を熱くならないようにすることは不可能なので、いくらかでも極度に熱くなりすぎないようにする方法を以下に紹介します。
・スマホケース/カバーを外す
・開始前に、他のアプリはほとんど終了させておく
・送信機から端末を充電する機能はオフにする
・操縦者がなるべく日陰に立つ(ただし電波の経路はしっかり確保するよう注意)
・古い端末の場合など、劣化しているバッテリーを使用している可能性がある場合は、できれば携帯ショップなどでバッテリー交換を依頼し、バッテリーだけでも新しくする
・冷却グッズで冷やす
上記のうち、最も効果が大きそうなのが「冷却グッズで冷やす」ですが、これがなかなか簡単にはいきません(-_-;)
まず凍った保冷材の使用は基本的にはいけません。急激に冷やしすぎてしまいスマホの内部に結露が生じるなど、故障の原因になってしまうからです。ただ、スマホ専用保冷材というのもありまして、そちらを使えばそれなりに効果は見込めます(価格は2~3000円くらいです)。冷えピタシートなど人間用の熱冷ましシートも全く効果がないわけではないようですが、無いよりはマシといったレベルで、かつ使用後にスマホがベタベタしちゃうことも(´Д`|||)
次に「ファンタイプ」の商品ですが、屋内では使いやすく効果が大きいものの、夏の屋外では冷却効果が非常に弱いようです。もちろん無いよりはあった方が良いでしょうが、過度な効果は期待できません。
で、いろいろ調べた結果、屋外使用で一番効果が高いのはサンワダイレクトさんの「電子の力で瞬間冷却!ペルチェ素子スマホクーラー」のようです。ただ、効果は高いようですが値段も高いぃぃ( ノД`) あと、あまり寿命も長くないようなレビューが多いのも気になりますが、効果が高いならこの値段を出す価値あり!と判断した方は満足されるのではないでしょうか(⌒∇⌒) 残念ながら私はまだ使用したことがないのですが、興味はあるのでいつかお金に余裕があるときに購入を検討してみたいなと思っています(^^;)
ちなみに私は何を使用しているかというと、「小さめの常温の保冷剤」です(^▽^;) 決して効果は大きくないですし、「無いよりはあった方がレベル」を抜けません。でも以前「貼るヒートシンク」というのを買って試したのですが、それと大差ないくらいの効果はあるかなぁ?と感じてはいます。なによりかなり安上がりですし(^▽^;) ただ、見た目は悪いし取れやすかったりと色々めんどくさいです(-_-;) (詳しくは以下写真をご覧ください)
まぁ、効果ゼロではないので、ご興味があればだまされたと思ってやってみてください(;'∀')
さて、長々と色々紹介しましたが、、、
来週から暑さも落ち着くようです( ̄∇ ̄)
もっと早く、夏の初めころに紹介しろよって話ですが、なかなか忙しかったもので(´;ω;`) ゴメンナサイ(>_<)
もしよかったら来年以降の参考にしてくださいませ(*´∀`)